32歳の日々フツフツ

繰り返される何気ない日々とフツフツした日常とこころのことと、今日の献立を書き留めて。

睦月15日雨曇り フツフツ

 

本当はもっとやさしいのかもしれない。自分が許容出来ていないだけで。ぜんぶ全部、自分が現実を想像しているんだ。

 

いつもの様に、猫のさくらに7時前に起こされて階段を降りた。彼女は6時半ごろに目覚めて毛繕いをし、私が布団の中でもぞもぞし始めると、起きたのかな?と確認するように、顔の近くにやってきて、ちょこんと座り、わたしの顔をまじまじと見てくる。目を開けるとニャーと挨拶して、布団から出したわたしの手に額をこれでもかというくらい擦り付けて朝ご飯の催促。のそのそ起き上がるとさくらも伸びをして動き出す準備。2、3回後ろを振り返り、わたしがちゃんと着いてきているか確認しながら、にゃ〜と鳴きながら台所へ向かう。

白湯を沸かして、猫のご飯の準備。さくらは床をフミフミしながら、炊飯器を置いているスライド棚に頭を擦り付けていい子に座っている。最近はおすわりをすぐに覚えて、ご飯の前になるとお行儀良く自ら座って待つようになった。躾という感じには美しいという文字が入るけれども、そういうことかとその姿を見て腑に落ちた。

さくらが朝ごはんを食べている間に、私は沸かした白湯をすすりながらストレッチ。最近は背中が硬くなっている。二度寝が習慣になっていたけれど、今朝はあの美味しい焼き海苔が食べたくなって、朝ごはんにすることにした。卵かけご飯と焼き海苔。それと昨晩のポテトサラダ。緑茶も煎れて。

朝食を終えると腸も動き出して、快便。歯磨きをして、部屋に戻り、お灸をした。蓬の香りが落ち着く。ゆったりしてると、リラックスして眠くなってきた。その波動に誘われたのか、さくらも窓辺に上ってくつろぎ始めた。わたしも少しだけ眠ることにした。

二度寝から目を覚ますと、穏やかな空気が漂っていた。どこか柔らかく繊細な粒のような。一瞬、また二度寝をしてしまったと無意識にダメ出しをする自分に、こんな穏やかな気持ちになれたのに、ダメ出しをするの?とふと疑問に思った。いいじゃない。そんなとき、冒頭に書いたことを実感したのだ。

 

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