神無月26日晴れ お揚げさんと味噌汁

明日の朝ご飯にと、昨晩多めに作ったお揚げさんの味噌汁。豆腐とワカメも入れた。祖母の家に向かいにあるお店のお揚げ。ときどき送ってくれる。これがまた一段と美味い。お揚げはそんなに好きではなかったけれど、ここのを食べて、お揚げさんの美味しさに魅了された。

何かこう、身近にあるもの、毎日のものだからこそ、大切にしたいというか、ちょっとしたそういう思いを大事にしたいと言うか。食べるものは身体だけでなく、心もつくるから。そしてなにより、何を食べるかも大切なんだけど、どう食べるかがもっと大切だから。

一つのお椀で、なんだかほっこり満たされて、ほかほかなった私は今、これから何をしようか考えているのだけど、そういう大したことではないけれど、日々に寄り添うような、特別ではないけれど、側にあると落ち着くような、そういうことに携わりたいなと、それは食という形なのかなとフツフツしている。

お揚げさん、作ってみたい。

おそように起きてきて、肌寒い昼前にお味噌汁を啜りながら、そんなことが湧いてきた。この感覚は、シアワセってやつだな。

夕方、ちょっと休憩と窓辺に座って、顔を上げると、龍神さんが降りてくるような雲が見えた。