32歳の日々フツフツ

繰り返される何気ない日々とフツフツした日常とこころのことと、今日の献立を書き留めて。

文月1日晴れ すずめと天日干し

 

「ここにいる私」

背表紙に書かれた文字が主張するように際立って見えた。高山なおみさんの日々ごはん。ページを開くと、数年前のちょうど7月1日から始まる日記が記されていた。ちょっとしたシンクロを感じながら、帯に書かれた言葉がしっくりくるというか、内側からの問いかけのよう。

「新しく、ゆっくりとはじまる。」

 

農業ゲームの左片隅に書かれた、持ち分のコインのラッキーセブン。777。

 

望むことは叶う。穏やかに過ごしたい、そんな想いは叶っているということに気付かされた。

 

梅の天日干し最終日。4度目の梅干しはどんな味になるだろうか。天日干しをして、ベビーリーフの収穫をしていると、親離れした子スズメが静かに庭のミモザに遊びにきていて、おはようと挨拶した。

レモングラスを収穫して、ローズマリーと合わせてハーブティーにした。こんな風に一つ一つを楽しみながら暮らしたかった。

 

夜の食事をすませて、カーテンを締めようと空を見上げると、西の空に細い三日月。紺色の空。きれいだった。自然の移り変わりに寄り添いながら、自然の中で、自然とともに暮らす。そういう暮らし。月をみつけて、その美しさに心が動く。そういう日々を望んでいる。ゆっくり、深呼吸して。日々生きていることを有り難く思う。そんな愛おしい日々。

 

何をではなく、どう在るかが幸せなんだ。今やっと実感した。わたしはその感覚を知れて、嬉しい。