弥生22日曇り 暮らす
そっか、暮らせばいいのか。
生きよう生きようとすると、どこか今ここではないゴールにがんばって歩かないといけなくて、力んでしまう。
毎朝、どこへ向かったらいいのか分からずに、立ちすくんでしまう。けれど、昼前にのそのそ起きて、歯磨きしながら、植物に水遣りをして、顔を洗って、着替えてってしていたら、始められそうな気がして。どこか目的地が決まっていなくとも、これでいいんだと、そっか、あのねさんが言っていたように、暮らせばいいのかと。今ここにいたらいいのだと。わたしは私でいたらいいのだとわかった。
何かにならなくとも、わたしでいたらいいのだと。
そんなことを思いながら、肩の力が少し抜けると、ホッとしたのか、涙が滲んだ。
もう暖かくなってきたからか、どこかにいってしまったと思っていたジョウビタキが今朝また姿を見せてくれて、うれしくなった。また寒くなる頃、会えるのを楽しみにしているね。げんきでね。