神無月17日晴れ 決心
やっとキモチも追いついてきて、この生活が名残惜しく感じている。愛おしい。昨晩雨が降り出して取り込んだ洗濯物とか、弾きかけたギターとか、完璧じゃない、無造作に散らかっている風景が、あぁ私ここで暮らしているんだなって、ここに居るんだなっていうのを伝えてくれているみたいで。朝起きていつもみているこの光景がとくべつに感じた。
昨晩仕込んだおでんの温かくやさしい匂いが、この家にある生活や思い出、今までの積み重ねとか、家具とか私とか、ここに在るすべてを、冬の毛布みたいに包まって、つないでくれているみたい。
きっと未来をみて、一歩進めたからこんなキモチになれたのだと思う。これからは、じぶんで舵を取って進んでいく。わくわくしている。