葉月10日曇り雨晴れ ビール
夕方、掃除をして、ベランダで昨日の残りのビールを飲んだ。少し冷蔵庫の味がした。
沈んでいく夕陽を見ながら、美しいと思って涙が出た。特別な場所じゃなくても、顔を上げれば日常にこんな景色はいくらでもある。
在るものの豊かさに気付いていく、理を解していくことが進む方向なんじゃないかって思う。外に新しいものや進化を求めているようで、本当は内に向かってそこにある真実とは、豊かさとは一体何なのか、そんなところに向かっているように感じる。
その過程を経験することがこのせかいの価値に値するものなのかな。
ベランダからみえる、仕事を終えて自宅に帰っていく人々の風景はなんだかいいものだと思える。