文月26日曇り now

遠い未来と理想ばかりに目を向けていた。

今わたしは、仕事をしていない。

ただそのことに捉われ過ぎていたような気がする。明日をどう生きていこうかという状態ではなく、家があって寝る所がある。暮らしを便利にする設備もあって、食事もちゃんとできる。すきな家具でや植物で暮らしを色取り、旬なもので料理ができる。

連絡を取れる家族や友人が居て、自由に使える時間がある。仕事も辞めて、いつだって踏み出せるスタートが今ここにある。今までは気付かなかった考え方や大切なことがある。

仕事をしていなければ無力だとか、価値がないという先入観があっただろうか。生きるって何だろう。ここに生まれ、あなたがあなたらしく輝く事。あなたらしく生きること。

全ては自由意志。でも生まれ落ちたその時に、きっと向かう先は決まっていて、あなたの光でその路は照らされているんだね。周りがどう言おうと、こうだと思うんだよねっていうその感覚があなたの自由意志。

今ここっていう意味がようやく分かった気がする。欠けているところ悪いところばかりに目を向けていたけれど、何も欠けてはいないし、完全。そう思ったら、今まで何を求めていたのだろうという気になった。

わたしは地上にいたんだ。