32歳の日々フツフツ

繰り返される何気ない日々とフツフツした日常とこころのことと、今日の献立を書き留めて。

神無月29日晴れ 麻婆豆腐と寒ブリ

 

仕事中、営業車を運転しながら聴いていたラジオからふと流れてきた、初花凛々って曲。素直に入ってきた唄声にいい声だなぁって。今でも覚えている。

 

それから飽きるほどに、何度も何度も聞いた。そこではじめてcoccoのことを知って、彼女の全身全霊で歌う姿に魅了された。社会人2年目を迎える春、落ち込んでいた私にとって顔を上げる存在だった。私ももっと一生懸命生きなきゃと、まだまだ出せていないパワーがあると。

 

声もだけど、歌詞がするりと入ってきて、一見この世の中にある残酷な現状も彼女が歌うと美しく聞こえた。なぜあんなにも惹かれたのか、今思い返すと内にある否定していたものをくるっと包み込んでくれたのかもしれない。心に留めてきたものがcoccoの言葉や歌声で浄化されていたのだと思う。

 

すきだというよりか、すごくすごく必要としていた。今もそれは変わらないけど、彼女への愛おしさが大きくなって、半分半分だ。いいバランスだと思う。けどふいに彼女の言葉に唄声に、わたしは涙がぽろぽろ溢れ出して、愛おしいキモチでいっぱいになる。こんなキモチを教えてくれてありがとうって思う。

 

彼女の歌が聴けるなら、私はどこだって行くよ。シンプルに聴きたいから、行きたいからいく。ただそれだけ。理由なんてない。ただ行きたい、そう思うから色んなとこに足を運んだ。それってすごい原動力だよね。それだよ。その指針というか、それが私がずっと探していた、求めていた確信ってやつだ。

 

その感覚だ。

 

アタマでどうこう考える隙さえも与えない、素直に手を伸ばす感じ。誰の顔色も伺わない、どう言われようが構わない、だって私はその素晴らしさを知っているからっていう信念みたいなもの。きっとそれは、必要としていたっていうのもあるけど、そこに至るまでに彼女のことを知ろうと、興味を持って色々調べたり、足を運んで実際に生歌を聴きに行ったり、努力したからっていうのもあるから、そんな自分がいたんだなって。自信を持ってそこに立つ自分がいることに気付けた今。

 

うれしい。